2011年8月 8日 (月)

気象予報士にできること その2

その1を書いたのは2007年1月初め。もう4年以上も前になってしまいました。
http://kabayama.air-nifty.com/blog/cat6848763/index.html

 気象予報士の資格を持っていてもすぐに予報を出せるようになるわけではありません。予報をするには必要な設備を整えて,有料のデータもそろえた上で気象庁の許可を取らないといけません。

 民間の気象会社のない地方で小規模だけど地域密着の予報を地元気象予報士が提供する。そんな社会が実現できるように,比較的お金をかけずに始められる気象予報のシステムを作れないか? それを目指して三重県の民間気象会社である有限会社メテオプラネットさんの協力を得て,ようやく形のあるものができようとしています。

 パソコンや携帯から閲覧できる形式で,毎時更新,5km格子の詳細なデータに基づいた予測を見られるように開発中です。この予報をお客様のホームページに張り付けたり,予報に広告を掲載するという形でお役に立てていただき,その対価を頂戴する。そして,気象情報を業務に必要とするお客様には,地元の気象予報士がしっかりとニーズをお聞きしたうえで,独自のカスタマイズをした予報を提供するとともに,必要に応じて直接フォーローする。こういった仕事を通じて,地方で気象予報士が活躍できる社会が実現できれば,台風や大雨,大雪,暴風雪といった災害時には地元の市町村の対策本部に直接入って減災のためのお役に立てるのではないでしょうか。地方に地元気象予報士がいると地域にとって住民の生命・財産を守る上でも非常にメリットが大きいと思います。

 「予報」をするには資金面でまだ越えなければならないハードルがあるのですが,まずはこのブログ上で無料の「天気相談」を始めようと思います。

 ニセコや北海道の天気に関する質問・相談,気象情報をどのように活用すれば良いか? などの質問にこのブログ上でお答えしていこうと思います。この記事へのコメントの形で書き込んでください。なお,コメントはこちらで内容を確認の上,公開していますので書き込んでもすぐには公開されません。もし,公開してほしくないという場合はその旨と連絡先アドレスを書いていただきましたら,直接返信させていただきます。

 また,「地方に地元気象予報士が活躍できる社会を!」という考えに賛同してくださる方がいらっしゃいましたら是非お力をお貸しください。独自の天気予報のスポンサーになってくださる方を募集しております。

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2007年1月 5日 (金)

気象予報士にできること

気象予報士という資格があるのは皆さんご存知かと思います。

きっとテレビのお天気お姉さんなんかをイメージされる方が多いことでしょう。気象予報士というのは気象庁以外の人が天気予報をするための資格なんですが,試験に合格して気象予報士として登録すればだれでも天気予報が出せるというものではありません。

気象庁から提供されているデータを買ったり,気象予報士を必要な人数だけ集めたり(一人でも許可が取れないことはないけど,普通3-4人は必要)しないことには気象庁から天気予報の許可が下りないことになっています。

「気象庁のデータ」というのも結構高かったりするので,なかなか手軽に「天気予報始めました!」というわけにはいかないのが現状です。

だけど今の国の借金のことを考えると,今後,国がやってくれる仕事はどんどん減っていくでしょうから,地元の天気予報は地元の民間の気象予報士が提供していくしかなくなってくる日もそう遠くないような気がします。

そんな時代に向けて,地元の民間気象予報士がもっとどんどん活躍できるような社会が作っていけたら良いなあ,などと大それたことを考えております。

まずは,「天気予報開業キット」みたいなものを手ごろな値段で提供するような会社が必要かな。そして,最大の難関は,地元の気象予報士として食べていけるためのビジネスモデルの確立ですね。気象情報をひとつの商品として買ってもらえるだけの価値をどうやって提供できるか?難しそうです。

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